みなさんこんにちは。
早速ですが、いつものクイズです。
日本へ輸入されたワクチンの製造会社名を3社挙げてください。
正解は
①ファイザー社、②モデルナ社、③アストラゼネカ社の3社となります。
特に③アストラゼネカ製は原薬が輸入され、第一三共が製剤化しております。
ニュースでもありますように、まず台湾からワクチン外交が開始され、アストラゼネカ製が第一三共グループにより輸出されています。
台湾以外にも、7月以降から徐々にベトナム、インドネシア、マレーシアにも輸出され、その他の東南アジア諸国を含めて、約3,000万回分がワクチン外交のため、輸出される予定となっています。
下記台湾への輸出時の写真ですが、保冷コンテナはアクティブタイプのC-Safe社のコンテナが利用されています。
保冷コンテナの種類については、下記みんなのロジニュース⑯をご覧ください。
<最新の物流情報:無料ほぼ毎日更新>1分で読める!みんなのロジニュース⑯:ワクチンの航空輸送コンテナの種類。アクティブコンテナ、パッシブコンテナって何?エンバイロテナーってどっち?
ですが、この3,000万回のワクチン外交は、中国と比較するとかなり寂しい数字となります。
下記中国のワクチン外交を見ますと、国産のシノファームやシノバック製が東南アジアのみならず、中東や中南米にも配布予定とされております。
また、下記7か国への配布数字だけでも7,000万回分となっており、①配布国数、②配布数共に日本を圧倒しております。
ところで日本のワクチン外交は喜ばしいけど、
国内へのワクチン供給が遅れるのでは?
はい、その懸念はありますね。
当初政府は3社合計で3億回と言ってましたが、
アストラゼネ製の国内供給が計画外となりました。
アストラゼネカだけでも1億2千万回分ありました。
*各社のワクチン供給量(2021年1月時点)
<最新の物流情報:無料ほぼ毎日更新>1分で読める!みんなのロジニュース②:ワクチンで航空貨物スペースが逼迫!!各社のワクチン供給量と管理温度は?
ぼくも探しましたが、確かに下記資料からもアストラゼネカがあれば
国内供給はもっと順調だったかもしれません。
その代わりか、ファイザーの供給が当初の2倍ぐらいになっています。
日本国民も大事ですが、外交も必要と言う事ですね。
中国のワクチン外交が凄まじいですから。
本日は以上と致します。
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