皆さんこんにちは。
アメリカのニュースを見ていますと、量販店での在庫が一段と品薄になっていますね。
クリスマス終了後も在庫積み増しで、当分の間はアメリカへの消費財のコンテナ輸入は収まらないとは思います。
いつもクイズです。
日本の成田空港はNRTとコード化されいますが、同じく台湾の台北空港は何とコード化されているでしょうか?
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終了~
正解は、TPEとなります。
英語表記のTaipeiが略されています。
物流業界のコード化
国際貿易や物流業界に携わっている方であれば、聞き慣れた名称も良くあると思いますが、
業界では①航空会社、②空港、③港は名前がコード化されています。
①航空会社は2レター
②空港、③港は3レター
とコード化されています。
どのような時に使用するかと言いますと、例えば国際輸送時の運送上であるBL(Bill of lading)内で利用されています。
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KIXやLHの略称コードがありますね。
KIXはKansai International Airport(関西空港)となり、
LHはLufuthansa(ルフトハンザ航空)の略コードとなります。
KIXはKansai International Airportで”K”と”I“まで理解出来ますが、
何故最後は”X”なのでしょうか?
本来であればKIAですよね?
実は1994年の関西空港が開港時には、既にKIAはパプアニューギニアの
カイアピットという都市が都市コードとして使用していたのです。
また、”K”と”I”につづくアルファベットは”I”と”X”しか残されていなかったようで”X”を取りKIXとされました。
またBL以外にも、顧客や社内間のコミニケーションに略称コードは頻繁に利用されますので、国際物流業界の新入社員は必死に暗記をしないと行けないのです。
会社によっては研修時の理解度テストに出題されます。
見分けのつかないコード
KIXは例外としても、例えばNRTのNarita空港、TPEの台湾Taipei空港、HKGのHongKong空港、
JFKのニューヨーク John F Kennedy空港などは理解しやすく、覚えやすいですね。
ですが、世界にはKIX以上に理解に苦しむ略称コードがあります。
どこの国かと言いますと、カナダです。
カナダの空港は本当に覚えにくく、空港名から想像する事は困難です。
*YVR=Vancouver International Airport(バンクーバー空港)
*YYZ=Toronto Pearson International Airport(トロント空港)
*YZF=Yellowknife Airport(イエローナイフ空港)
*YHZ=Halifax Robert L. Stanfield International Airport(ハリファックス空港)
*YUL=Montréal-Pierre Elliott Trudeau International Airport(モントリオール空港)
英語の名称からは全く想像が出来ないです。
今度会社のテストで出題されるので、頑張って暗記せねば。
ところで、頭文字が全て”Y”となっていますが、
理由があるのでしょうか?
良いところに気づかれましたね。
諸説ありますが、カナダ一国の意思では決められていないようです。
えっ、、どういう事ですが、暗記に役立ちそうなので、教えて下さい。
下記2点が良く語られています。
*アメリカ国立気象局がアメリカのコードと同じにならないように、カナダの頭文字には”Y”を付けた。
*元々、カナダの各都市には気象目的で2レターが割り振られていたが、IATA(国際航空運送協会)が全世界の空港コードを3レターに統一し、カナダには既にあった2レターの頭文字に全て”Y”が付けらた。
自国で決められず、誰かに決められたのですね。。
一先ず、カナダは頭文字”Y”で記憶します!
コードのリスト
外部サイトですが、各コードが見やすくなっておりましたので、参考して下さい。
本日は以上です。
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