皆さんこんにちは。
来春に向けて、花粉症対策をそろそろ考えねばと思う今日この頃です。
本日のクイズ
さて、いつものクイズを出題させて頂きます。
世界でいま運行されているコンテナ船の数を答えて下さい。
5秒前
↓
4
↓
3
↓
2
↓
1
↓
終了~
正解は、約6300船となります。
どうでしょうか?想像よりも多いですかね?
少ないでしょうかね?
2021年12月現在での航行中の船舶数とTEU
さて、世界では2021年12月現在で、6309のコンテナ船が航行しています。
また、TEU(20フィートコンテナ)数で行きますと、約2529万 TEUが世界の洋上にあります。
主要地域別では下記となります。
1.太平洋間(アジア↔アメリカ大陸):約67万TEU
2.大西洋間(アメリカ大陸↔ヨーロッパ):約15万TEU
3.アジア↔ヨーロッパ:約44万TEU
特に1.太平洋間の航行が多くある事は、アジア(特に中国)から北米への輸送が世界のコンテナ輸送を牽引している事が良く理解出来ますね。
また、昨今のサプライチェーンが混乱している理由は、まさにアメリカでの需要が急増し、アジアからの消費財の輸送が急ピッチに行われ事から始まりました。
*アメリカでの需要については、こちら⇊
また、このアジア→北米間のコンテナ輸送が旺盛になった事から、空コンテナのアジアへの回送が遅れ、コンテナ不足となりました。
このコンテナ不足の影響により、2020年11月から華南地区(香港、深圳)発の海上運賃が急激に値上がりし、昨今の海上運賃の高騰の始まりとなりました事は記憶に新しい所です。
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世界で一番の輸送地域となる太平洋間の物量が、良くも悪くも世界のサプライチェーンに影響を与えるのですね。
コンテナ船社の世界ランキング
このような旺盛な需要がある中、各コンテナ船社の輸送能力を測る船腹量を見て参りましょう。
世界1位の船腹量は425万TEUのマースクで、シェアは17%となります。
次に、世界2位の船腹量は424万TEUのMSCとなり、こちらも同じく17%となります。
ですが世界2位MSCの新造発注TEUを考慮すると、近々に世界1位になる事は明白ですね。
長年世界ナンバーワンであったマースクを追い抜くのは、時間の問題です。
日本で貿易担当していますが、トップ5で5位のONE以外はあまり利用した事が無い船社ですが、何故トップランクされているのですか?
トップ5位以内で日本へ良く寄港しているのがONEぐらいだからでしょう。
マースクやMSCは中国→北米や中国→欧州では良く利用されていますよ。
特に収益率の良い長距離路線を好んで配船しているイメージですね。
日本への寄港であればCOSCO、Evergreen、HMM等々のアジアに本社を持つ船会社はお聞きになられと事があるのでは?
また、90年代では世界トップ10入っていた日本の港湾取扱量が今ではかなり低下しており、世界のメジャー船会社は日本を寄港する事も少なくなりましたね。
以前の記事でも読みましたが日本の港湾取扱量が低下しており、世界トップの船会社を知る機会があまり無いと言う事が分かりました。
もっと世界を見るようにします!
また、各船会社は船腹量の増強以外では、環境対策への投資の必要性にも迫られております。
特に低硫黄燃料の導入は、燃料費がほぼ荷主負担となりますので、コスト高となります。
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本日は以上です。
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