みなさんこんにちは。
オミクロン株の出現で、またサプライチェーンが悪化するのでしょうか?
症状事態は重篤にならないようでが、当面は要チェックですね。
クイズです
さて、いつもクイズです。
標題にありますように、中国でのコロナ対応は徹底されており、抜打ちで貨物にもPCR検査が実施されます。
12月2日(木)の抜打ちPCR検査で、コロナウィルスが確認された中国の空港名を答えて下さい。
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終了~
正解は、天津空港となります。
今回大韓航空(KE)で韓国から到着した貨物から発見されました。
12月2日(木)天津空港で貨物にコロナウィルス発見
さて、Twiiterで報告させて頂きましたように、12月2日(木)天津空港で貨物へのコロナウィルスの付着が確認されました。
韓国から大韓航空(2コード:KE)で天津に到着した貨物で発見されたのです。
該当貨物は天津空港内の①CAターミナルでULDが解体された後に、抜打ち検査のため、税関検査場のある②輸入監管倉庫へ搬入され、コロナウィルスが確認されました。
参考までに下記が天津空港での輸入貨物の到着フローです。
輸出入貨物への影響はありますか?
昨日12月2日(木)は①CAターミナル内の輸出入貨物全てに影響が出ましたが、
本日12月3日(金)は②輸入監管倉庫にある輸入貨物のみ影響があります。
詳細は下記です。
①CAターミナルは消毒のため、12月2日(木)は全ての作業が中断され、本日12月3日(金)からは通常稼働となりました。
②輸入監管倉庫に関しては、12月3日(金)が消毒対象となり、12月4日(土)から通常稼働の見込みです。
また、12月2日(木)に②輸入監管倉庫の全作業員にPCR検査を実施しましたが、全員が陰性でした。
本日の消毒作業で問題無ければ、明日から②輸入監管倉庫も全復旧となります。
一先ず、安心ですね。
消毒作業で貨物が水濡れ状態になると聞いた事があり、
当面の間は中国関連貨物には、ビニールを巻く等々の
水濡れ防止策が必要になりますね。
貨物へのPCR検査とは?
ところで、今回はどのように貨物にコロナウィルスが発見されたのですか?
中国では貨物にもPCR検査を行っているのです。
えっ、どうやって検査するのですか?
基本は人間と同じやり方と聞いています。
貨物の表面を拭き取り、PCR検査します。
もちろん、全ての貨物では無く、税関が指定する任意の貨物になるようです。
また今回は作業員の陰性が早期に確認されたので、大きな問題とはなりませんでした。
一方で、8月にも天津空港では同様に貨物にコロナウィルスが発見され、
作業員に陰性確認に時間が掛かり、約2日弱全てのフライトがキャンセルとなっていましたね。
冬季の北京オリンピックの対応について
最後に、来年2月4日~20日に北京オリンピックが開催されます。
北京は内陸部にありますが、北京への物流は天津を中心に、大連や青島の沿岸部を利用する事が多くあります。
上記3つの華北地区にある空港や港湾施設の規制はより厳しくなると考えています。
また、今回のような検疫強化の他にも、工場への生産停止処置(工場の煙を削減目的)、空港や港湾施設での貨物検査の強化は大いに考えられ、リードタイムへの影響が懸念されます。
華北地区の関連記事はこちらになります。
本日は以上です。
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