みなさんこんにちは。
本日は西海岸のポート混雑から派生すると思われます船落ちからの航空貨物への影響と、旺盛な需要が見込まれています北米向けの自動車部品の出荷について解説して参ります。
まず結論から、ポート混雑から北米向けコンテナ輸送でのサプライチェーンが乱れており、自動車部品(特にKD部品)のチャーター機を利用しての緊急出荷が発生すると思います。
日系自動車会社の米国での販売がSUVを中心に好調となっております。噂では今月から直近で2000トン前後の出荷が見込まれると言われています。
2015年の米国西海岸での港湾閉鎖であるロックアウト以来の大きな航空貨物の需要となるかも知れません。
また、貨物機チャーターの値段についても解説して参ります。
100トン搭載可能な貨物専用ジャンボ機(ボーイング74フレイター)のチャーター費用は日本→北米で8千万円~1億円。特に今後は需要がピークとなり、1億円前後と言われています。1億円を100トンで割るとキロ当たり1,000円(1,000円/kg)です。高いですが荷主様は背に腹は代えられないですね。機会損失は防ぎたい所ですよね。
*KD(Knock down)部品:ノックダウン部品って何?
それぞれの部品をセット組みしている状態の事を言います。
自動車の生産の多くは地産地消の考えが大きく最終組み立ては消費地の国で行われますが、その国に向けてある程度の組み立て部品をセットして出荷します。バラバラの部品をセットの状態で輸出し現地で組立しています。
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